ゴミ屋敷片付けナビ

ゴミ屋敷と孤独死

1.ゴミ屋敷の中での孤独死

テレビなどで、ゴミに埋もれたゴミ屋敷の映像を見たことはないでしょうか?ゴミ屋敷は、さまざまな問題を引き起こします。孤独死もゴミ屋敷が引き起こす問題の1つです。

孤独死とは、主に一人暮らしの人が、誰にも看取られることなく、自宅などで、一人で亡くなることを言います。孤独死と言えば、独居老人の問題と考える人も多いかもしれません。しかし、ゴミ屋敷で孤独死するのは、老人ばかりではないのです。最近は、若者がゴミ屋敷で孤独死するケースが増えています。ゴミに囲まれて息絶えてしまうというのは、本人にとっても、想像を絶するくらい辛いことでしょう。

孤独死した場合、発見されるまでに時間がかかることがあります。時間が経ってから発見された場合は、遺体の腐敗が進んでおり、周辺の住民や家族などは大きな迷惑を被ってしまいます。ゴミ屋敷の問題は他人事ではありません。自分や家族がゴミ屋敷問題に巻き込まれる可能性もあるのです。

2.ゴミ屋敷と孤独死の関係性

ゴミ屋敷にあるのは、日常生活から出るゴミです。ゴミ屋敷には直接生命を脅かすものがあるわけではないので、孤独死につながる理由がわからないかもしれません。ゴミ屋敷で孤独死する人は、セルフネグレクトの状態に陥っていることが多くなっています。

セルフネグレクトとは、生活意欲が低下し、自らが生きていくために必要な行為ができなくなってしまう自己放任の状態です。セルフネグレクトになるのは、一部の特殊な人のみではありません。現代社会においては、病気や失業、近親者の死亡などをきっかけに、希望を失い、前を向いて生きていく気力がなくなり、セルフネグレクトになってしまう人がたくさんいます。

セルフネグレクトになると、誰かに助けを求めることもできません。一人暮らしで付き合いもなければ、周囲からも気づかれないことになります。ゴミが発生しても、捨てられず溜め込んでしまうため、生活環境は悪くなる一方。しかし、セルフネグレクトの人は、体調が悪くなっても、病院へ行くこともできません。それどころか、必要最低限の食事もとれなくなってしまうことがあります。結果として、病死や餓死という形で、ゴミの中で孤独死してしまうことがあるのです。

3.発見した際の対処法

①警察・住宅管理会社への通報

ゴミ屋敷で孤独死しているのを発見したら、まず、誰かに知らせましょう。人が死んでいる場面にいきなり出くわすと、慌ててしまい、パニックになってしまうことがあります。落ち着いて、必要な連絡をしましょう。

亡くなって間もない場合には、外見上の変化が見られず、生きているのかどうかわからないことがあります。この場合には、119番通報し、救急車を呼びましょう。腐敗が進んでいるなど、死んでいるのが明らかな場合には、警察に通報します。孤独死は初期段階では異常死の扱いになるため、警察が事件性の有無を調査します。賃貸住宅の場合には、大家さんへの連絡も必要です。マンションの場合には、住宅管理会社にも連絡をしておきましょう。

②ゴミ屋敷の清掃・不用品回収

家族や親戚がゴミ屋敷で孤独死した場合、残された住宅を片付けなければなりません。自分が発見者の場合には、もう忘れたいとか、現場に戻りたくないと思うこともあるでしょう。しかし、孤独死があった後の住宅を放置しておくわけにはいきません。ゴミ屋敷からは異臭や害虫が発生することがありますから、放置しておくと近隣住民に迷惑がかかってしまいます。

賃貸住宅の場合には、部屋をきちんとした状態にして大家さんに返還しなければなりません。清掃の際には、臭いの除去や害虫の駆除も必要です。ゴミ屋敷で孤独死があった後は、ゴミ屋敷の清掃や不用品の回収という大きな問題が残ります。ゴミ屋敷の後片付けは、非常に手間がかかるものなのです。

③遺品整理

ゴミ屋敷で孤独死があった後には、遺品整理も必要になります。ゴミ屋敷だからといって、家の中のものがすべてゴミというわけではありません。預貯金通帳やカードなどは、相続手続きの際にも必要です。

他にも、宝石など財産的価値のあるものが残されているかもしれません。故人の思い出の品もとっておきたいでしょう。ゴミ屋敷を清掃するときには、必要なものと処分するものを分けることも必要になってきます。

遺品整理は人が亡くなった後には必ずしなければならず、ただでさえ気が重いはずです。孤独死があったゴミ屋敷となると、さらに大変な作業となってしまいます。しかし、遺品整理は避けては通れないということを認識しておきましょう。

4.まとめて行える業者に依頼

ゴミ屋敷で孤独死があった場合には、後の処理に大きな手間がかかってしまいます。ゴミ屋敷からゴミを除去するだけでも大変ですが、それで終わりではありません。ゴミから出る悪臭や害虫の除去も必要です。

さらに、孤独死があった場合には、遺体からの腐敗臭や体液による汚れが加わっていることもあります。必要な遺品を分けた上で、ゴミ屋敷をきれいな状態にするというのは、誰にでもできることではないのです。ゴミ屋敷の清掃や不用品回収、遺品整理は、専門の業者に依頼しましょう。不用品回収や遺品整理を行っている業者では、ゴミ屋敷にも対応してもらえます。

数多くの実績がある業者なら、孤独死があった場合の処理にも慣れていますから、任せてしまうのが賢明です。ゴミ屋敷を自分で無理に片付けようと思うと、体調を崩してしまうこともあります。ゴミ屋敷の清掃をしてくれる業者はインターネットなどで見つかりますから、信頼できる業者を選んで依頼しましょう。

ゴミヤシキ06